#author("2025-03-16T01:02:52+01:00","default:mia","mia")
*&ruby(パス・ド・ルージュ){Pas de Rouge}; [#t27eff6e]
#ref(Pas_de_Rouge.jpg,center,nolink,photo)
|種別|原産国|原料乳|h
|[[ハード>Hard]]|[[Belgium]]|[[牛乳]]|
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ホールサイズは直径約20cm、高さ6〜7cmの樽型。薄い黄褐色で少し粉を吹いたように白くなっている外皮は[[Appenzell]]とよく似た質感です。断面の特徴も1mmほどの外皮厚、ごくわずかのチーズアイを含む少し色褪せたような淡い象牙色の実質など[[Appenzell]]に類似しています。
水分は[[Raclette]]くらいとやや多めで、あまり弾性がなく、簡単に塑性変形するのでスライサーには向かなそうです。
((硬さ的にはぎりぎり使えるとは思いますが。))
味は甘みの多い穏やかな味で、旨味成分は特に強くは感じません。特徴的なのはベーコンフレークのような軽い薫煙臭が感じられること。これのおかげでおつまみ向きな味わいになっています。
ナチュラルチーズとしてはちょっと変わってますが。
一方熱を加えると、冷えていたときの性質が嘘のように弾力の強い、よく糸を引いて伸びるチーズになります。ただし薄味なのはあいかわらず。
これは若い[[Appenzell]]と同じように温めて使う食材チーズとして扱うのが正しいのかな。
RIGHT:(Oct. 16, 2003)
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#ref("Pas de Rouge2.jpg",center,nolink,photo)
#ref("Pas de Rouge3.jpg",center,nolink,photo)
20年ぶりに(同じElsenで)買ってみたけど、当時とだいぶ外見の特徴が変わっているような……
- 内部のチーズアイが以前は丸かったのに今は不規則(= 絞ってから熟成に入る前に撹拌してカードを切っている)
- 外皮がはっきり白かびに覆われている(これは熟成状態の違いかもしれない)
RIGHT:(2025-03-15)
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