名称不明古シェーブル の履歴(No.1)
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- 1 (2004-03-25 (木) 13:17:32)
- 2 (2001-11-02 (金) 16:00:00)
名称不明古シェーブル


と〜っても古くて熟成の進んだものです。 外形は直径約5cm、厚さ約2cmの円盤形で、干からびてしぼんだ感じです。外皮は灰白色の短いかびにびっしりと覆われ、包装紙と擦れる部分は黒ずんでます。 …はっきりいって、食品には見えません(^^;;;)。
ナイフを入れてみると、その外見からは拍子抜けするほど柔らかくて内部はChedderくらいの硬さです。かびと一体化した外皮もせいぜいオレンジの皮くらいの硬さ。 内部はちょうど胡桃の実のような、ナッツ系を思わせる透明感のある濃い色。ハードタイプのチーズにしてもかなり濃く、とうていシェーブルタイプとは思えないような色です。
味も外見同様、いやそれ以上に強烈な個性です。ベースの甘みは確かにシェーブルなのですが、これに長期熟成らしく濃厚なコクが加わり、さらに外皮に近い部分はブルーチーズそのままの強い刺激感があります。そして飲み込んだあとも長く後を引く苦み。 チーズ初心者に向かないどころか、相当慣れていてもこれは受け付けない人が多そうです。実際玉蘭さんも×でした。私は割と好きですが…。
Fromagerieのおじさんはかなり辛口の白ワインと合わせるといいと言ってましたが、この強烈な味に釣り合うワインはそうそうないような…。 Scotch whisky、それもSpeysideやIslayのsingle maltと合わせてみるのが楽しそうだと思うのですがどうでしょう?
(Nov. 3, 2001)
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