えー、毎日順調に残業しとります(^^;)。
予想通りというか何というか、「趣味のスクリプティング」をやっている暇(より正確には集中力)など全然ない日が続いております。
しかし、その割にはネットに接続する気力は残っているようで、WWWのブラウザも順調にバージョンの追っかけをやっております(^_^;)。
ま、他人の作ったソフトを試す分には集中力もあまりいりませんしね。
新しいバージョンを電話線経由で長々とGETしては(うちのモデムは33.6kbps出せるがCampusnet松戸APは28.8kbps)不具合が出現している/治っていないことを確認しては消去する(-_-#;)というサイクルを繰り返していましたが、最近になってようやく4.05から4.5にバージョンが上がりました(^^)。
そこで長期にわたってうちのデフォルト環境だった4.05から現在の4.5-98293(要するに最新版ですな)までの使用感などをメモ代わりに記してみようと思います。
4.06[en]
4.05から4.06までの間ってけっこう空いたんじゃありませんでしたっけ? 久々のアップデート、ということで少し期待したのですが、一日も使わないうちに元の4.05に戻る運命にありました(^^;)。
この時に遭遇したJavaScript回りの不具合がその後長々と環境の移行を阻むことになります。
長所:
Location: ウィンドウでのURL補完が効くようになった。(←Windows版では前からありましたが…。)
"What's Related"機能がついた。(使わないから関係ないけど。)
短所:
JavaScriptでStatus Windowにメッセージを出すと日本語が化ける。(←トップページからの案内文に多用しているのでかなり不具合が…。)
この文字化けは単に表示用のフォントに英字フォントが指定されているだけといったような簡単なものではなくて、内部的に2バイト文字コードが処理できていない様子でした。
(つまり化けた文字列の中に漢字も出現していた。)
この辺が小手先対応で何とかならないかとリソースだけ4.05に交換したキメラを作ったりもしてみましたが改善せず、仕方なく4.06は消去とあいなりました(-_-;)。
4.5PR1[en]
…あれ? 4.06よりこっちのが先だったかな? それはともかく、こいつは"PR"とついていることもあって元からあまり期待はしていませんでした(^^;)。どうせ正式版4.5が出たら消えゆく運命ですしね。
単に「4.5、さらには5.0でMozillaはどんな方向を目指すつもりなのか」を見ておこうと思っただけです。
長所:
4.06と同じ項目
Mail, NetNewsを閲覧するMessengerが見やすくなった。
(単にOutlookみたいになっただけという話もありますが…。1,024*768 pixels程度の表示領域があるのなら見やすいレイアウトだと思います。)
短所:
4.06と同様、JavaScriptでstatus lineに日本語が使えない。
重い(-_-#)。
4.06[ja]
基本的に私は日本語版でないと不具合が出る場合(PageMakerとかね)を除きソフトはオリジナル言語版――大抵は英語――を使っています。動作の軽快さが全然違いますし、ローカライズ作業でエンバグしてることもしばしばですからね。あと画数の関係で画面上でも英字フォントの方が小さくしても読めますし。
ただ4.06[en]の不具合が上記の通り「2バイト文字表示回り」だったので、この手の問題に関しては日本語化作業で取れている可能性が高いな、と思って珍しく試してみました。(実はMozillaの日本語版を自分のマシンに入れるのは初めてです。)
で、その結果は…
長所(4.06[en]と比較して):
なし(-_-)凸
短所:
やはりJavaScript日本語表示回りは問題あり。
4.06[en]よりかなり重い。
見栄えが悪い。
(ボタンその他のデザインと日本語フォントのマッチングが悪い――これは好みの問題ですが。)
と、いいとこなしだったので速攻4.05[en]に後戻りです。
4.07[en]
実は4.06から何がどう変わったのか把握してないんですけど(^^;)、一応どこか不具合を直したはず、ということで試してみました。
その結果…4.06[en]とどこが違うのか分かりませんでした(笑)
…と、いうわけでこれもすぐにゴミ箱行きでした。
4.5PR2
出たのは知っていたんですが、やはり"PR"なことと、前回のPR1の出来から考えてあまり期待できなかったので試しませんでした。
4.5-98286[en]
ようやく出た4.5正式版、というわけで勢い余ってProfessional版を落としたりしてしまいました(^^;;;)。Calendarなんか使わないのに…。
長所:
JavaScriptでstatus lineに日本語を表示させてもOK(^^)/。
Addressbookが複数作れる。(ずいぶん整理しやすくなります。…PRからあったのかもしれませんけどね。)
短所:
やはり4.05に比べると格段に重い。
漢字コード判定のルーチンが変わったらしく、よくEUCとShift-JISを取り違える。
文字セットの設定を"Japanese (Auto-Detect)"にしておくと(日本のサイトに行くときは普通こうしますよね)表示が終わるまでに何度も画面リフレッシュがかかる。
最後の「画面リフレッシュ」の件については単に鬱陶しいだけではなくて、「リフレッシュ後の表示にはスタイルシートの指定が効かない」という不都合があります。
お気づきの方も多いかもしれませんが、私のページはHTML4.0 Strict.dtdで書かれているので、背景色や文字色、フォントサイズや行揃えといった書式設定は全てスタイルシート(あるいはstyle
タグ)で行っています。
――ということは、リフレッシュされると表示がデフォルトのグレー背景の味気ないものに変わってしまう(;_;)わけですね。
いろいろと試してみた結果、この画面リフレッシュが起こるのは
表示する文字セットが何であるかをブラウザが知らない場合
実際の文字セットがブラウザの予想と違っていた場合
であるらしいことが分かりました。
つまり、私のページ (Charset=euc-jp) を"Charset=Japanese(Auto-detect)"の指定で表示させた場合の処理の流れはたぶんこんな感じです:
とりあえず漢字コード判定しながら表示する(4.05までと同じ動作)。――このときはスタイルシートのCSS指定が有効。
一回目の処理結果を元に漢字コードを確定させてリフレッシュ。ただここでなぜかShift-JISと判定する?(表示されるのが一瞬なので確信はもてませんが。)
3. 正しくEUCで表示し直すため再度リフレッシュ。
この予想の根拠には、
最初から文字セットを実際に使われている"Japanese (EUC)"に決め打ちしておくとリフレッシュが起こらず一回で正しく表示される。
リロードをかけた場合も余分なリフレッシュは起こらず正しく表示される。
という実験事実があります。ただどちらの方法にしても実際にネット上を閲覧するときには役に立たないのが欠点ですが…(^_^;)。
しかしうちのページはHTTPヘッダ中でも(つまり.htaccess中でも)本文のMETA
タグでも文字セットを指定しているのにどうしてこういう問題が起こるかな…(-_-#)。
#ちなみに、「リフレッシュするとスタイルシートの指定が消える」問題は4.05以前でもあります。試しにウィンドウサイズを変えてみたりして画面リフレッシュを発生させるとよく分かります。
4.5-98293[en]
細かいバグフィックス版なので(現にバージョンナンバーも上がっていない)、外見上は前のバージョンと全く変わりません。
4.08[en]
4.07にあったJavaScript回りのセキュリティホール修正版、ということで一応試してみました。
…例の「JavaScript文字化け」は全然直ってませんでした(-_-;;)。
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